大好きだった舞台照明から総務職へのキャリアチェンジ【career interview】
Wizには、多種多様なキャリアを持った方が多く働いています。そして、個々の経験値を会社の幹を太くする大切な資産と捉え、積極的に中途社員の採用活動を実施しています。
そこで本企画「career interview(キャリアインタビュー)」では、異業種から転職を果たし、Wizで活躍する中途社員をフォーカス。
今回は舞台照明の仕事をされていた総務部・係長の鈴木さんに、劇団・テーマパークで経験されたことやキャリアチェンジのときの心境、そして今のお仕事のやりがい、魅力などをうかがいました。
Yuko Suzuki/中学生の頃にミュージカルと出会い演劇の世界に興味を示す。観劇を中心とした大学生活を終えた後、照明スタッフとして大手劇団へ新卒入社。その後、照明会社にてコンサート、舞台、テーマパークの照明を経験。2020年1月にキャリアチェンジしWiz・総務部に入社。
▶Facebook Yuko Suzuki
照明一筋で歩んできたキャリア
―ファーストキャリアについて教えてください。
大学卒業後、照明スタッフとして大手劇団に就職しました。
照明は、劇場全体の照明コントロールと、客席の後ろから演者にピンスポットを当てる2つの仕事に分けられるのですが、まずは後者のピンフォローというポジションに就きました。加えて機材のメンテナンス、備品発注なども行っており大変忙しかったです。
さらに、所属していた劇団はロングラン作品が多いため、開幕すると半年から1年の間、本番を毎日迎えるという緊張感の絶えない現場でもありました。また、全国各地に劇場があったので、名古屋、大阪、福岡などの地方公演も多く、各地トータルで2年くらいいました。出張ではなく居住という感じでしたね(笑)。
―次のキャリアも照明業界とお聞きしています。転職のきっかけは?
作品のクオリティが下がるのが嫌だったんですよね。
公演時間は3時間と長丁場。その間、ずっと演者に照明を当て続けなければなりません。ピンフォローは集中力が必要な上、目を酷使する仕事なんです。私の場合、目があまり良くないこともあって、本番中、次第にピントが合わなくなることに気づいたんです…。
そのときに、大好きな舞台を最高なものに仕上げられない悲しさと、長く続けていく業界の難しさを感じ、劇団から照明会社に転職したんです。
―そうだったんですね。転職先ではどんな仕事をされていましたか?
ここでは、照明のもう一つの仕事、全体照明のコントロール業務をさせていただきました。デザイナーが描いた照明デザインを再現するために、さまざまな照明操作のプログラムを覚えていくわけですが、リハーサルでは仕込みから本番まで時間のない中で、「自分が準備を終えられなければ幕が上がらない」という、プレッシャーを感じることもありました。
一方で、有名なテーマパークのショーに携わらせていただいたときは、大きなやりがいも感じました。海外のデザイナーやプログラマーとやり取りをしながら、トライアンドエラーの毎日でしたが、日本の照明チームと協力し合いながらショーを作り上げていく過程は、何物にも変え難い達成感を味わうことができました。
悩んだ末に選んだキャリアチェンジ
―キャリアチェンジされたのはなぜですか?
日々とても楽しかったのですが体力的にやはりハードで、社会人1年目から「必ずどこかでキャリアチェンジをするときが来るだろうな」と思っていました。結婚をすることになり、このタイミングがそのときかもしれないと思うと同時に悩みましたね。
今までやりたいことをやり続け、この先、楽しさ・やりがい・達成感の面で照明を超える職業はないだろうと考えていたので…。
正直に言うと、照明業界から離れることに、なかなか踏ん切りがつけられなかったんです。でも次へ進もうと決意し、転職活動を始めました。
―それは、大きな決断でしたね。では、どうしてWizを選ばれたのすか?
次にやりたいことはそう簡単に見つけられなかったのですが、Wizの「何をやるかより誰とやるか」というメッセージを目にしたとき、ハッとしたんですね。
求めていた答えかも!?と。
私はこれまで人に恵まれていて、いろいろな方にお世話になり良くしていただきました。大好きな照明の仕事を続けてこれたのも、尊敬すべき仲間がいたから。
だから、Wizの「人」を大切にするこの言葉に共感し、私のような違う業界の人間でも受け入れてもらえるかもしれないと思ったんです。それが、Wizに入りたいと思ったきっかけです。
―入社されて感じた、Wizの魅力などがあれば教えてください。
本当にWizでも人に恵まれています!度量の大きく温かな総務のメンバーに囲まれて仕事ができ、大変ありがたい気持ちでいっぱいです。まさに、総務のみんなのように、受け入れてくれる雰囲気が、最大の魅力かもしれません。
また、個人的にはプライベートの時間をしっかり作れるところが嬉しいです。日々のスケジュールを自分である程度決めることができ、退勤後に観劇する楽しみもできました。照明スタッフ時代とはまた違った喜びを実感しています。
スキル、経験、人脈が生きています
―総務の業務内容を教えてください。
Wizの総務職は仕事の幅が広く、毎日次々と新しい業務にあたっています。 基本的には、施設管理・備品管理・経費計算・福利厚生業務・社内行事運営など、会社の稼働環境を整えることがミッションです。
ただ、昨年からテレワークやオンラインイベントが多くなり、それに伴って備えておくべきツールや機器関係に対処することが増えました。さらに、総務から社員全体へアナウンスすることも多くなり、個々の体調管理を促すお知らせ等はスピード感を持って周知していますね。
―前職のスキルが活かされているなと感じることは?
入社してすぐにオフラインでの社内行事があり、入場案内を任されることがありました。照明時代、劇場内で大きな声を出しながらスタッフ同士でやり取りしていたので、会場へ誘導の際も物怖じせず、大声でお知らせすることができましたね(笑)。
それと、初のオンラインイベントの準備では、配信用に使用する音響機材などの情報を前職でお世話になった先輩に聞くなどし、配信準備を進めることができました。
裏方として得たスキル、経験、人脈は総務でも活用できてるなと感じています。
―どういう方がWizで活躍できると思われましたか?
スピード感と柔軟性、想像力がある人が活躍できると思います。お客様の課題解決に取り組んでいるITの総合商社Wizには、相手を想う半歩先の配慮や理解が必要で、どんなときも想像力を働かさせなければなりません。
社員同士の関係性を見たとき、わからないことがあればすぐに聞ける環境であったり、困ったときにはチームで助け合う臨機応変さがあったりと、輝いている方はいつも多方にアンテナを張っているイメージがあります。そして、こうした文化がWizの強みだと思います。
過去と未来の自分へ送るメッセージ
―前職時代の自分へメッセージをお願いします。
まずは、自分の好きな仕事を思う存分できたことに感謝しています。
その後、キャリアチェンジするときは本当に不安でした。業界が違うと想像ができないし、好きなことから離れると、モチベーションを維持するのも一苦労だし。
だけど、生きていく上で大切にしたいことを、いろいろな角度から見ていくことで、また新しい喜びや生きがいを知ることができます。誰と働くかを考え、Wizに入社できたことはラッキーだったと思いますよ!
―ありがとうございます。では、最後に未来の自分へ一言お願いします。
突貫工事の仕事がメインだった舞台とは違い、勢いや早さだけでは総務は務まりません。もうちょっと細かな気遣いから丁寧なデスクワークまで、心がけるといいかもしれませんね(笑)。がんばっていきます!
さいごに
茶目っ気あるご自身へのメッセージのがとても素敵で印象的でした。また、キャリアチェンジは自分を見つめ直し、大切なことに気づかせてくれるタイミングであることを、鈴木さんのご経験から知ることができました。
鈴木さん、ありがとうございました。
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次回の社員インタビューもお楽しみに!
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