コラム

【上海トレンド】最新キャッシュレスを体感してきました!

皆さま、こんにちは!Wiz(ワイズ)の人事「にしゆう」こと「西田 優」です。
実はわたし・・・日中ハーフなんです。(父:日本人、母:中国人)
最近はハーフという単語ではなく、「ダブル」とも言うそうです!素敵なワードですね。

※大好きな家族&いとこ達との写真。大人になった今でも家族とは毎年必ず上海で集合しています。

生まれてすぐの頃から毎年長期休暇などを利用して、母方の祖父母や親戚に会いに上海へ帰っているのですが、今年は会社の有給を利用して先日まで数日間滞在をしておりました。
ここ約10年間の体感として、街全体が日々進化しているのが目に見えてはっきり分かるので、訪れるたびに新たな刺激があって毎年さらに大好きになる街です。間違いなく「ここが私のアナザースカイ!(※某番組)」です。

さて今回は、現在日本でもトレンドとなっているキャッシュレスに関して、上海の最新キャッシュレス文化を身近で体感してきたのでレポートさせていただきます♪

飲食店

まずはこちら!
日本人にも大人気の観光スポットである豫園。中国風の庭園や1500年代の中国建築物、お土産屋さんや毎日行列ができる小籠包の飲食店など、小規模な店舗が立ち並んでいます。

南翔饅頭店2階へ行き、ローカル感のあるセルフサービスフードコートにてさっそくQRコード決済です!写真左側に見えている引き出し(レジ…?)の中が完全に見えてしまっていますが(笑)もともと現金がほとんど用意されていないのが分かります。

こちらでは、わたしの大好きな焼き小籠包を。南翔饅頭店の小籠包は本当においしいのでおすすめです。

別日にはクリームチーズが美味しいと有名なカフェへ。
もちろんこちらでもQRコード決済。支払いが速すぎるので「写真を撮りたいからゆっくり動いてほしい」と、わざわざお願いして撮らせてもらいました。


最近はメニューに日本語が書かれていることも多いので、そういう意味でも上海は旅行しやすいかもしれません。

駐車場

続いては駐車場。
こちらは田子坊という京都の路地裏や小路のような観光スポットに隣接している商業施設です。上記の写真のようなQRコードを掲載したポスターが場内のいたるところにあり、駐車場に戻ってきた際に料金の支払いができるので、帰り際に支払い完了画面を見せるだけで出庫できます。


夜景が有名な外灘エリアで駐車し、実際に決済しているときの様子。このときも慣れた手つきで1分もかからず支払い完了!

展示会

新天地エリアにあるこちらの商業施設では展示会を開催していました。


インスタレーションビデオアート展と題したこちらの展示会。チケット売り場は用意されず、ネット上での購入もしくは入り口横のQRコードからその場で決済をして入場するスタイルです。チケット売り場がないなんて画期的!

グッズ自販機

歩行者天国で有名な南京東路沿いでは、Apple Storeが入っている商業施設のエントランスにて面白いシステムを見つけました。今中国でトレンドになっているキャラクターグッズの自販機です。ちょうど購入する方がいたので撮影させていただきました。なんとこちらも支払い方法はQRコードのみで、現金支払いには対応していないとのことでした。

メリットとデメリット

さて今回は上海滞在中に見つけた決済方法のご紹介でしたが、紹介しきれないぐらいまだまだたくさんあります。タクシー・ハイヤー内はもちろんのこと、レンタサイクル、路面沿いにある個人経営の小さなショップ、TVで放送していた通販番組までがキャッシュレス決済に対応していました。
スマートフォンの使用率が非常に高く、トレンドに敏感な人が多い上海では、キャッシュレス決済が生活の一部として自然に溶け込んでいました。「中国」と聞くと、こういった便利な決済方法を利用した詐欺をイメージをする方も多いと思うのですが、その点もサービスを提供しているペイメント企業が保障しており、「詐欺に遭った!」という連絡をすれば最短30分で被害額が入金されるなど企業側も「信頼」という点に注力しているようです。(※保障内容はペイメントサービス元の企業による)

また、従来の現金決済だと中国元の下に「角(=元の1/10)」まであり、単位がとても細かいため、硬貨での支払いに非常に時間がかかっていたことも上海におけるキャッシュレス決済の爆発的普及の理由のひとつではと気づきました。

ただ、デメリットももちろんあります。日常でスマートフォンを使用している層は便利なQRコードでの決済方法を享受できるのですが、高齢者層はスマートフォンを利用していない方が多く、取り残されているのが現状です。とは言え、そういった方々も事前に現金をチャージして料金を支払う電子マネーカードを利用するなど、やはり現金決済以外の方法を選んでいるようです。しかし、中国国籍を持っていない海外の人からするとスマートフォンを使用したQRコードでのキャッシュレス決済はかなり厳しいと感じました。主流のコミュニケーションサービスでアカウントを作成するだけでなく、中国国内で銀行口座を開設すること自体が困難だからです。そのため、上海に訪れる多くの外国人はクレジットカードでの決済を選ぶことになります。

まとめ

日本でも2020年の東京オリンピック開催に向けて、キャッシュレス決済の導入が急ピッチで進められており、昨年から今年にかけてはキャッシュレス元年ともいえるほどたくさんの「〇〇ペイ」が生まれています。しかし、先日弊社で開催したインターンでは参加学生の1/5しか「キャッシュレス派」という方がおらず、日本人にとって従来の現金決済からのペイメント変更というのは、なかなか腰が重そうだなと感じています。現金決済にかかる年間コストは1兆円にものぼると言われており、政府としても日本全体でキャッシュレス決済への移行は急務事項です。
Wizの子会社である「キャッシュレス株式会社」は、そんなキャッシュレス文化の推進を目指すべく立ち上がった会社です。適切な決済サービスはどれなのかを比較できるポータルメディア「ピピッとチョイス」も今話題を集めています。「〇〇ペイ」が乱立する中、それぞれの違いは何なのか、キャッシュレス決済導入による店舗側・消費者側のメリット・デメリットは何なのかなど、様々な情報を発信しています。ぜひチェックしてみてください。

▼「スマホ決済」とは?乱立しているペイサービスの違いを理解しよう
https://pipitchoice.jp/payservice_difference/
 
▼キャッシュレス株式会社
http://cashless.co.jp/
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