コラム

年賀状で振り返る時代と文化

あけましておめでとうございます。
広報部 土館です。
 
早くも1週間が経ち、お正月ムードからは抜け切ったものの、
いまだ年賀状を見てデザインのアイディアをもらっています。
 
最近はメールでの挨拶が多くなってきてますが、
年賀状の歴史は古く明治時代まで遡ります。
ここではなんと明治時代からの年賀状の移り変わりを見る事ができます。
 
「年賀状レトロ美術館」
http://www.fuyuki-nenga.com/museum/
http://www.fuyuki-nenga.com/museum/midoshi/ (巳年特設ページ)
 
その年の時代背景や文化など一目でわかりやすいのが多かったんですね。
欧米の影響かヘビ繋がりでアダムとイブをモチーフにしたり、
adamu
日露戦争時は戦艦が描かれていたり、
senkan
すごろく、なんていうユニークな年賀状もこの頃からあったんですね。
sugoroku
 
 
最後にデザインではないですが、星 新一さんの年賀状の文言をご紹介します。
 
「今年もまたごいっしょに九億四千万キロメートルの宇宙旅行をいたしましょう。
これは地球が太陽のまわりを一周する距離です。
速度は秒速二十九.七キロメートル。
マッハ九十三。安全です。
他の乗客たちがごたごたをおこさないよう祈りましょう。」

 
SF作家らしい視点でなるほどな、と感心しました。
もらった年賀状をじっくり見て、その人の「らしさ」を探すのも楽しみの一つとなりそうです。
 
それでは今年もどうぞよろしくお願い致します。

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