コラム

経営者が知っておきたいGoogleストリートビュー(インドアビュー)3つのメリット

今や、お出かけの際のGoogleマップは必需品です。また、初めて行く場所など、実際の外観を調べる際に便利なのが、360度パノラマ写真で表示してくれる「ストリートビュー」。その場に立っているような臨場感で近辺を探索することができます。自分の家や会社、通っていた学校、旅行先などを検索した経験がある方も多いのでは?
そんなGoogleストリートビュー。現在は店舗やオフィスの内部まで見ることができるようになっているのです(インドアビュー)。
今やストリートビューは地図機能だけでなく店内の雰囲気を伝えるプロモーションツールとして、ビジネスシーンで活躍していると言えます。

Googleストリートビューの歴史

Google ストリートビューは2007年にアメリカで開始され、以後各地の大都市・主要都市や国立公園でサービスが導入されました。現在、先進主要国はほぼカバーされており(中国はGoogleが規制されているため無し。)パノラマ写真でストリートの風景を見ることができます。


(写真はアメリカ サンフランシスコ市役所前)
しかし、アフリカやアジアの発展途上国や紛争の多い場所などはカバーできていない場所も多くあり、「独裁国による情報統制・秘匿」や「プライバシー保護」を理由としてオプトアウト(第三者への提供を停止も要望)している国・地域もあるため、世界中というのにはまだまだ遠い状況です。

どうやって撮影していたのか

では、この膨大なストリート写真はどのようにして撮影されているのでしょうか。
2007年にアメリカでGoogleストリートビューが開始された当初は、自動車にカメラを取り付けたストリートビュー撮影車で、走行しながら撮影をしていました。

しかし、歩いてしか行けないような狭い道やゴツゴツした岩肌を自動車で走らせるのは不可能。
そこで、今度は上部に撮影システムを装備したバックパックを背負って、狭い所や徒歩でしか行けない場所にも自由に出かけていって画像を収集していく「ストリートビュー トレッカー」が開発されました。

引用 https://www.google.co.jp/intl/ja/streetview/understand/
その後、美術館など屋内を撮影できるような小型の「ストリートビュー トロリー」やゲレンデにも対応した「スストリートビューノーモービル」、狭い道も走行でき、ペダルを踏むたびに自動的に画像を収集していくという優れもの「ストリートビュー トライク」など撮影機器も進化してきました。

引用 https://www.google.co.jp/intl/ja/streetview/understand/
 

ストリートから屋内へ インドアの施策

Googleは2011年からストリートだけでなく、施設や店、オフィスのプロモーションを目的に屋内の撮影もできる「Googleマップインドアビュー」というサービスを開始しました。日本では、2012年から「おみせフォト」というサービス名でスタートしました。店内を撮影するということは、当然中へ入って撮影する人が必要になります。そこで登場したのが認定カメラマン。Googleの認定テストに合格したプロのカメラマンが店内を撮影していきます。


イメージ(pixta画像)

インドア写真の見方

では、撮影されたインドア写真はどのように見るのでしょうか。インドア写真の見方は2つあります。
1つは、ナレッジグラフのサムネイル画像から入る見方。
ナレッジグラフとは、Googleで企業名や店舗名を検索した際に出てくる右上の基本情報の表示。

Googleオーガニック検索にて企業名や店舗名を検索すると右側に店舗情報(ナレッジグラフ)が表示され、「写真を見る」又は「外観を見る」をクリックすると掲載されている写真の一覧を見ることができます。

Googleストリートビュー(インドアビュー)を導入している会社はここに「360°ビュー」という欄表示され、ここをクリックすると360度のインドア写真を見ることができます。

もう一つは、Googleマップから検索する方法。

左に表示される検索結果の写真からインドアを見ることができます。
こちらはスマートフォンでも同様に表示ができます。

インドアの写真はこんな時に便利

では、どんなときにインドアの写真が活用されるのでしょう。
例えば、飲み会のお店を決めたいので雰囲気をチェックしたい、家族旅行で使うホテルの清潔感や安全性を確認したい、転職しようとしている会社のオフィスの様子を知りたい、など実際の様子をバーチャルツアー式に確認できるのが魅力です。企業(店舗)はインドアも公開することで、プロモーションや集客だけでなく信頼性の向上にもつながると言えるでしょう。


 

Googleストリートビュー(インドアビュー)の3つのメリット

2015年9月、「Googleマップインドアビュー」「おみせフォト」は「Googleストリートビュー」という名称に統合され、現在では、国内8万施設が導入していると言われています。
先ほども少し述べましたが、Googleストリートビュー(インドアビュー)は、様々なプロモーションに使えます。

1、採用プロモーションに使える

オフィスをバーチャルツアーで見学することで、文字やサイトの掲載写真だけでは伝えきれない、社内の雰囲気を伝えることができます。

2、自社サービスのプロモーションに

Googleストリートビューが映すのは単純な風景写真だけではありません。仕事風景や作業工程も撮影することが可能なので、自社サービスのプロモーションとしても最適です。

3、人を写して話題を誘う

また、あえて人を写すことで店舗やオフィスで働く人のイメージもつき、雰囲気がより伝わりやすくなるだけでなく、話題づくりにも繋がり、ブランディングにも使えるでしょう。


Googleストリートビューはサイトに埋め込むこともできるので会社のHPをより充実させることもできます。

プライバシーは大丈夫!?

Googleストリートビュー(インドアビュー)のメリットはわかったけれど、ここで気になるのがプライバシーの問題です。
人の顔、車のナンバー、家の表札など「個人情報に関わるものを公開してしまうなんて怖い」とセキュリティの観点から導入に踏み切れない方も多いのではないでしょうか。


そこは心配無用。Googleストリートビューの認定カメラマンが撮影する写真は、人物の顔、車のナンバーなど個人を特定できる要素には、ぼかしを入れるようになっています。
また、Google では人の顔や車のナンバー プレートにぼかしを入れる最先端の技術を開発しているほか、国や地域の文化を十分に考慮しているので、プライバシー保護の信頼性は非常に高いと言えます。
 

Googleストリートビューに掲載したい

掲載を依頼したい場合はどうすれば良いのでしょうか。現在、世界各国に認定フォトグラファーや認定フォトグラファーを擁する法人があります。
まずは、近くの地域で認定フォトグラファーを検索し、活動拠点を調べて、直接問い合わせてみましょう。
https://www.google.co.jp/intl/ja/streetview/hire/

掲載費用は高い?

続いて掲載費用ですが、こちらはフォトグラファーやサービス提供企業の定める規定によってそれぞれ違いがあります。撮影場所の広さや、撮影ポイントの数に応じて費用が変わってくるので、どの部分をどの程度撮影しておくのかによって決まってきます。詳しくは、お近くの認定フォトグラファーに問い合わせてみましょう。

 

申し込みはGoogle撮影パートナーWizへ

また、Google撮影パートナーの代理店に依頼すれば、オプションもつけてもらえ、さらにお得に申し込むことができます。弊社もGoogle撮影パートナーとして、株式会社ミライカメラ(旧社名:clipo株式会社)と提携してGoogleストリートビューの提供を行っています。
費用は40,000円~(フォトグラファーの出張費用を含む)。その際に、コスト削減や集客プロモーションサービス、Wi-Fi環境の設置、業務効率改善のICTサービスなどもオプションとして提供させていただきます。キャッシュバックサービスもございますので、ぜひお気軽にご相談ください。

 

最後に

お店や企業に対する情報検索のうち 44% に、地図サービスが使用されていると言われています。実際に利用する前にバーチャルツアーができることは安心感にもつながり、写真が無いところよりも、写真があるところの方が集客ブランディングに効果的と言えるでしょう。既に導入施設は80,000カ所を越え、普及も進んでいます。導入が当たり前になる前に「バーチャルツアー」という一歩進んだプロモーション、ぜひ踏み出してみてはいかがでしょうか。

 

Googleストリートビューの申し込みはこちら

株式会社Wiz
TEL:0120-919-112 / 03-5981-8843
営業時間:平日9:00~20:00
お問い合わせ:https://012grp.co.jp/contact/

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