メリットだけじゃない!?在宅ワーカーのリアルな一日!!
こんにちは!広報PR、在宅ワーカー3か月目の髙橋です☆
最近よく耳にする、「在宅勤務」や「テレワーク」という働き方。
働き方改革の一環として、また、来年の東京オリンピックに向けた首都圏の混雑緩和の効果も期待される、今まさに注目されている働き方のひとつです。
ちなみに「テレワーク」は、「tele = 離れた所」と「work = 働く」をあわせた造語で、自宅利用型テレワーク(在宅勤務)、モバイルワーク、施設利用型テレワーク(テライトオフィス勤務など)の3つ分けられます。(※参照:https://japan-telework.or.jp/tw_about/)
私は自宅で仕事をしていますので、テレワークの中のひとつである在宅ワーカーということになります。
今日は私の実体験をもとに在宅ワークのメリット、デメリットをまとめてみました!
在宅ワーカーになった経緯
前職は某メーカーの広報として、約10年勤めていました。いわゆるバリバリといいますか、イベント前や新製品発売前などの繁忙期は21時過ぎまで残業して、その後飲みに行って、、というような生活でした。
そして出産を機に時短勤務開始。保育園に送った後に満員電車に一時間半近く揺られ、会社に着くころにはもうよれよれのぼろぼろでした。笑 出産前から、「会社までもう少し近ければなぁ」という想いはあったのですが、時短勤務をし始め、朝も夜も分刻みで動かなければならなくなってからそれは切実な願いに変わっていきました。特に息子に朝から「早く早く!」とどなって急かして、ぐずる息子の腕を引っ張るようにして保育園まで連れて行った日は、かわいそうなことしちゃったなと胸がつぶれそうになりました。「私、何のために働いてるんだっけ…」と、今から思えばかなり精神的にまいっていましたね。
そんな生活が約3年続きましたが、何を優先すべきか悩んで悩んで悩みぬいた結果、“息子との時間”を大切にしたいと思い転職を決意、「在宅ワーク」という働き方を選択しました。(もちろん時短勤務の方がお子さんとの時間を大切にしていないというわけではなく、私の環境と、心の余裕の問題です。)
ちなみに、私は“正社員で在宅勤務”という雇用形態なのですが、転職活動をする中でなかなか見つからない働き方でした。そういった働き方を選択でき、子育てしながらでもスキルを活かすことができるWizにご縁があったことに感謝しています。
新卒の時はあまり気にしていなかったのですが、自分のライフプランが変わったときに、どんな働き方を選択できるのかも企業選びの際に注目したい点ですよね。
在宅ワーカーの一日
前置きが長くなりましたが、ここからは私のリアルな一日を簡単にご紹介します!どうかお付き合いください☆
6:00 起床
まず自分の身支度を済ませます。身支度と言っても電車に乗って会社に行くわけではないので、歯を磨いて、顔を洗って、BBクリームを塗って、髪をとかすくらいです。^^;
洗濯機を回しながら保育園の準備。(家を出る5分前まで寝ている夫はほっておきます。笑)
7:00 息子起床
朝からポケモン見たいだのなんだの言いながら起きてくる息子をなだめつつ、ここからはノンストップ!着替えさせて、ご飯を食べさせて、歯磨きさせて、リュックを背負わせて家を出ます。保育園まで手をつないでおしゃべりするのが癒しなのですが、ゆっくり子供と接せられる分、バイバイが前より寂しくなりました。泣
8:15 帰宅
軽く掃除したり、軽く洗濯物を干したり、軽~く家事を片付けます。
9:00 仕事開始
PCを立ち上げ、メールチェックから開始。一日のスケジュールを上司にメールで報告し、時間配分を考えながら進めます。特に自宅でひとりなので、自分のペースでだらだら仕事に取り掛からないように、だいたいのスケジュールを紙にささっと書き出して、何時までにこれ、と意識付けをするようにしています。
12:00 昼食
12時以降に一時間お昼休憩をとります。私のリアル昼食はこちら!!
昨日の残りのお味噌汁と冷凍の焼きおにぎりです!泣
こんなに映えない昼食を載せるのもためらわれますが、リアル感を出すために載せることにします。お昼の時間は正直寂しいです、、メニューもこんなのだし、、誰かに作ってもらったご飯が食べたい。泣
時間に余裕があれば、夕飯の下ごしらえをします☆
13:00 仕事再開
午後の仕事スタート。プレスリリースやブログの執筆、社内WEBの更新などを進めていきます。確認したいことやわからないことがあれば、チャットで課のメンバーに確認。撮影や来客中でない限り、皆さんすぐにお返事をくれるので有難いです。急ぎの件があれば電話したり、また、新しいことを担当する際はPCの画面を共有する機能を使って、画面を見ながら説明を受けたりします。
17:30 業務終了
一日の成果と所感を上司とチームのメンバーに報告して今日の業務は終了。
お疲れ様でした!
ダッシュで息子のお迎えに行きます!!
帰宅後、お風呂、ご飯、、と続きます。息子とご飯食べながらキンキンのグラスでキンキンの発泡酒を飲む瞬間が最高ですね…!くぅ~っ!
と私の一日はざっとこんな感じです!!
最初の一か月くらいは正直、寂しいのと、不安なのとで、心が折れそうでした。話せないということはもちろんですが、会社の皆さんの様子がわからない疎外感といいますか、慣れるまでは家で悶々としていましたね、、
今はペースにも慣れてきましたし、メール、電話、チャットでも、皆さんの人柄がわかるといいますか、チームの仲間になれているかな、と感じています☆(勝手に)
在宅ワークのメリット、デメリット
私の一日をざっと紹介しました!
その中で日々感じている在宅ワークのメリット、デメリットをまとめます!!!
まずメリットから↓↓
仕事面のメリット
☆通勤時間がなくなることで、フルタイムで働くことができる
前職で悩んでいたことでもある、会社が自宅から近ければもう少し働けるのに、という想いが叶いました。息子が保育園に行っている間、フルに活用できていると今は実感があります。
☆自分の仕事に集中できる
出社していると、離席している人の電話をとったり、コピー機のトナーを変えたり、他の人の雑談が聞こえてきたりなど、どうしても仕事が中断される場面がありますが、在宅ワークは基本的には目の前のことを集中して行うことができます。
☆文章を確認する際に声に出して確認することができる
広報という職種柄、文章チェックは頻繁にあります。目で追ってバーッと確認していくと見落とす箇所も、声に出して読むと見つかることがあります。家にひとりなので声に出して読むことでチェックできるのは良い面かと思います。
生活面のメリット
☆通勤時間0分なので、体が楽。
なんといってもこれ!!満員電車に乗らずに済みます!思えば大学生の時から電車通学が始まり、ずっっと毎日電車に乗る生活をしていました。それがなくなるということが私の生活で一番の変化かもしれません。
☆就業前、お昼休みなどに家事をすることができる。
息子を送り出した後やお昼休みに家事を済ますことができます。息子が帰ってきたら早く寝かせるためにバタバタしますので、これは有難い時間です。
→つまり在宅ワークのメリットを一言で表すと…
通勤時間がない分、時間的、気持的余裕が生まれる!!
家族も喜ぶ!!!
です☆
通勤時間がない分、時間を有効活用できますし、息子の送り迎えにも余裕ができました。私が時間に追われてピリピリしていないので、少し家族の雰囲気が良くなった気がします。笑
次にデメリットいってみます↓↓
仕事面のデメリット
▼コミュニケーションが少ない
出社すれば挨拶から始まり、ちょっと雑談したり、ハプニングのようなものがあって皆で笑いあったりできますが、在宅ワークだとそういう空間を共有できないので寂しいです。泣
出勤するストレスが減った分、“人とのコミュニケーションから得られる充実感”のようなものも同時に減ってしまったように思います。
▼わざわざメールや電話で聞くほどではないけど、ちょっと聞きたいなぁ、が聞きづらい。
「これってこうすれば良いんでしたよね?」のような、本当にちょっとしたことを話せる場がないです。もちろん聞こうと思えば聞けます。ただ、みんな忙しいだろうな…今聞かなくてもいいか…と思うとなかなか聞けなかったりします。
▼生活している自宅で、気持ちを仕事モードに切り替えるのが思いのほか大変
会社にいると、周りの人がキーボードを叩く音だったり、電話をしている声だったり、周りの忙しい雰囲気を感じて否が応でも自分の集中力があがってくるものです。(え、違う?)しかし在宅ワーカーは家にひとり。さっきまで食事したり、息子が遊んだりしていた空間で、仕事モードに切り替えなければならないことが慣れるまでは意外と大変でした。
家にひとりだと、エアコンが回る音以外はシーン…たまに冷蔵庫からバキッという音がして(あれは何の音なんだろう)びくっとしたり、上の階の人小走りしているな、とか、なんだかそわそわしてしまうときがあります。
最近は、高さを調節できるデスクを使って朝イチや昼食後などは立って仕事をし、集中力を高めています。
生活面のデメリット
▼運動不足
通勤って本当良い運動になっていたのだなと実感しています。体重はさほど変わってないのですが、なんだか体が重いです…。もうちょっと気持ちに余裕がうまれてきたら朝かお昼、近所を走ったりしたいですね。^^;あと、某企業で行われている、椅子をバランスボールにする、みたいなのも挑戦してみたいです。
▼光熱費がかかる
これまでは日中は会社にいたので、その分の電気、水道、ガス代は浮いていました。(←言い方)今は自宅にずっといるため、光熱費は上がっていると思われ、特にエアコンをガンガンつけていた8月の電気代の請求がそろそろ来るので恐れおののいています…。
▼お昼の時間がとにかく寂しい
会社に出勤していた時は近くの席の人とランチに行って、他愛のないことを話したり、仕事の悩みを聞いてもらったり、すごくリフレッシュできていました。今はひとり、昨日の残り物や納豆ご飯などをもくもくと食べ、ちょっとワイドショーを見て、コーヒーいれて…(…あれ?もしかして楽しい?)
今度、同じ在宅ワーカーさんとSkypeでつないでランチ会とかしてみたいですね★
それ美味しそ~何食べてるの~?なんて言いながら。笑
→デメリットを一言でまとめるとするならば、
圧倒的孤独…!!!
家にひとり、お昼もひとり、家はシーン、とにかく孤独です…
やはり人とのコミュニケーションが取れないのがけっこう寂しいです。逆にコミュニケーションが苦手な人には合っているとも言えるかもしれません。
さいごに
私が在宅ワークを始めて一番嬉しかったのが、「ママがおうちにいると嬉しい」と息子が言ってくれたことです。息子の生活自体は会社に出勤していたときと変わりないのですが、やはり家にいると思うと安心するのでしょうか☆(あと10年後には口もきいてくれなくなりそうですが…笑)気持ち的にも余裕がうまれて、息子にゆったりした気持ちで接することができています。また、私の場合は在宅勤務でも好きな広報の仕事ができているのも充実感があり、この在宅ワークで広報という環境に出会えてよかったと思っています。
自分で言うのも本当におこがましいのですが、在宅ワークは、見られていなくてもきちんと仕事の成果を上げるだろうという信頼があってこそ、成り立つものだと思います。最初のうちはそれができているのか、このペースで良いのか、という不安がありました。(今もあります。)
また、在宅ワークを成り立たせるためには、在宅ワーカー側の意識を高めるのはもちろんですが、そこだけに頼るのではなく、受け入れる企業側の体制が整っていないと実際に在宅ワーカーを迎えるチームはうまく回らないと思います。やはり双方に信頼感があることが大事だと感じているところです。
4歳の息子を抱え転職活動をしていた際は、自分が働きたい環境がなかなか見つからず、息子の寝顔を見ながらため息をつく日々でした。場所・勤務時間・雇用形態、、、人それぞれ優先すべき条件は違うと思いますが、子どものため、家族のため、自分のために働きたいという気持ちは一緒のはずです。そんな思いを抱えている人にとっては、在宅ワーク、という道は一筋の光だと思います。
育児や介護との両立がしやすい在宅ワークは、高齢化社会と少子化の進行に伴ってますます必要とされる働き方です。また、人材不足が深刻化する中、多様な働き方が選択できることは企業にとっても強みになり、在宅ワークを導入する企業は今後増えていくことが予想されます。
在宅ワークという働き方が多くの企業に広まり、働きたいけど働けない、という人が一人でも多く働くことができる世の中になることを願っています!!!!!(切実!)