シェアリングエコノミーとは?今話題のサービス23選
シェアリングエコノミーサービスをご存知でしょうか?この言葉を聞いたことが無い方でも、シェアリングエコノミーのサービスを利用している方は多いかと思います。例えば、人気アプリの「メルカリ」もシェアリングエコノミーサービスのひとつです。今回は、シェアリングエコノミーとは何か?また、話題のシェアリングエコノミーサービスについてご紹介します。
シェアリングエコノミーとは?
シェアリングエコノミーとは何か?
インターネットを通じて、モノや場所、技術などのシェア(共有・交換)、貸し借りなどを仲介するサービスのことです。「余った資産を有効活用する」という考えから生まれました。個人間でも直接やりとりができ、取引のしやすさや安さなどのメリットがあることから、昨今急速に普及しています。供給する側は利用頻度の低い資産を活用し収入も得られ、利用する側は必要なものを必要な時にだけ利用でき節約ができ、様々な観点で「エコ」であり、今の時代にあった経済の新しい形であると言えるでしょう。
シェアリングエコノミーが普及した背景
・インターネット、スマホの普及
インターネット、スマートフォン、SNSの普及により、これまでできなかった様々なことができるようになりました。自分が必要なモノを検索したり、自分の余った資産を公開し広げる仕組みがすでにできあがっており、モノやサービスのシェアという新しい経済の仕組みが可能になりました。
・所有から利用へ意識の変化
「モノやサービスを所有するより、必要な時にだけ利用した方がよい」という考え方へ消費者の意識が移行しています。
・行政が規制を緩和
東京都大田区では、空いている部屋を旅行者に貸し出す「民泊」を解禁しました。また、安倍晋三首相は、「シェアリングエコノミーを実現し、阻害する制度・行政の根本的な見直しが必要でだ」と会議で宣言しています。
シェアリングエコノミーの市場規模
前述した背景があることから、シャアリングエコノミーは今の時代にあった経済の形であると言えます。シェアリングエコノミーの市場規模は、2013年時点では約150億ドル程度ですが、今後益々普及していくと予測されており、2025年には約3,350億ドル(約40兆円)規模に成長する見込みです。
出典:総務省
シェアリングエコノミーにより期待できるメリット
シェアリングエコノミーが生活に取り入れられると、取引きする双方にメリットが生まれます。利用者にとっては、企業の仲介がなく取引できるので中間マージンが抑えられ、低料金でサービスが受けられるようになります。また、個人がサービスを提供する側にもなれます。使わなくなってしまったもの、空いてしまっている場所など、これまで無駄になってしまっていたモノを有効活用し収入を得ることもできます。
シェアリングエコノミーのサービスの種類
出典:シェアリングエコノミー協会
モノのシェア
服などのファッションやインテリアなどのモノを交換したり、レンタルできるサービスです。
場所・空間のシェア
空家や空室、駐車場を貸し借りできるサービスです。普段使わない場所や、時期・時間帯によって空いてしまっている場所を有効活用することができます。
移動のシェア
車や自転車などの移動手段を貸し借りするサービス。自動車を所有するドライバーと乗客を結びつけるサービス、カーシェアリングなど、その形態は様々です。
カネのシェア
クラウドファンディングがこれに当たります。新しいプロジェクトや新製品を開発するための資金を必要としている人と、それに賛同し出資してくれる人をマッチングします。
リソース(ヒト)のシェア
ペットシッターや家事・育児代行、DIYの代行など、ヒトが持っている技術や労働力と、それを欲している人や企業を繋ぐサービス。その種類は数多く、様々なモノがシェアされています。
シェアリングエコノミー話題のサービス23選
モノのシェア
1.FRIL(フリル)
:ファッションアイテムのフリマアプリ
使わなくなったファッションアイテムを売りたい人と、購入したい人を結びつけるサービスです。
出典:https://fril.jp/
2.mercari(メルカリ)
:ファッションの他、インテリアなどその他様々なモノのフリマアプリ
使わなくなったモノを売りたい人と、購入したい人を結びつけるサービスです。
出典:https://www.mercari.com/jp/
3.laxus(ラクサス)
:有名ブランドバッグのレンタルができるサービス
月額6800円(税別)で、ブランドバッグが使い放題です。
出典:http://laxus.co/
4.airCloset(エアークローゼット)
:ファッションレンタルサービス
月額制で「期限なし」で「何度も」洋服をレンタルすることができます。
出典:https://www.air-closet.com/
5.mechakari(メチャカリ)
:服のレンタルサービス
人気ファッションブランドの新作アイテムが月額5,800円で借り放題です。
出典:https://mechakari.com/
6.minne(ミンネ)
:ハンドメイドマーケットアプリ
ハンドメイドのアイテムを売買することができるサービス。
出典:https://minne.com/
場所・空間のシェア
7.airbnb(エアビーアンドビー)
:部屋の貸し借りができるサービス
世界中のユニークな宿泊施設を掲載・発見・予約できるサイトです。
出典:https://www.airbnb.jp/
8.Spacemarket(スペースマーケット)
:レンタルスペースのポータルサイト
空いているスペースを提供したい人と、場所が欲しい人をマッチングするサイト。現在、会議室の他、映画館やお寺、スタジオなどさまざまなスペースが登録されておりレンタルできます。
出典:https://spacemarket.com/
9.akippa
:駐車場のシェアサービス
オンラインで簡単に駐車場を検索・予約することが出来る駐車場サービスです。
出典:https://www.akippa.com/
10.軒先パーキング
:駐車場のシェアサービス
空き駐車場を有効活用しようというサービスで、個人宅の使われていない駐車場も提供することができます。特に、人気のスポットの近くのスペースにターゲットを絞っています。
出典:https://parking.nokisaki.com/
11.tomereta(トメレタ)
:駐車場をシェアできるサービス
全国の空いているスペースを駐車場として活用できるオンラインパーキングです。
出典:https://tomereta.jp/
移動のシェア
12.Anyca(エニカ)
:カーシェアアプリ
車を貸し借りできるサービスです。
出典:https://anyca.net/
13.UBER
:タクシー配車サービス
ドライバーと、タクシーに乗りたい人を繋ぐサービスです。
出典:https://www.uber.com/ja-JP/
14.notteco(のってこ!)
:長距離ライドシェア(相乗り)サービス
空席を持て余しているドライバーと、同じ方向に安く移動したい同乗者をマッチングします。
出典:https://notteco.jp/
15.CaFoRe(カフォレ)
:カーシェアリングサービス
クルマを貸したい人と、借りたい人をマッチングするサイトです。
出典:http://cafore.jp/
カネのシェア
16.Makuake(マクアケ)
:クラウドファンディング
実行者のアイディアに賛同してくれる支援者を募集するプラットフォーム。新たな技術を使った新たな製品がここで開発されることもあります。
出典:https://www.makuake.com/
17.READYFOR(レディフォー)
:クラウドファンディング
国内最大級のクラウドファンディングサービス。社会貢献性の高いプロジェクトが多い傾向があります。
出典:https://readyfor.jp/
リソース(ヒト)のシェア
18.Crowd Works(クラウドワークス)
:クラウドワーカーと企業を繋ぐマッチングサイト
エンジニア・デザイナー・ライターなど、100種類以上のお仕事を得意とするプロフェッショナルが登録しており、その技術が欲しい企業とマッチングします。
出典:https://crowdworks.jp/
19.Lancers(ランザーズ)
:仕事のクラウドソーシングサービス
実績とスキルのあるプロフェッショナルと企業をマッチングする仕事依頼サイトです。
出典:http://www.lancers.jp/
20.coconala(ココナラ)
:知識やスキルを売り買いできるオンラインマーケット
特徴はワンコインからサービスが受けれらること。また、得意な事を活かした仕事をしたい、という方が仕事をできる場にもなっています。
出典:https://coconala.com/
21.AsMama inc.(アズママ)
:子育てシェア
インターネットで友達や知り合いと繋がり、送迎・託児を頼りあうための仕組みです。
出典:http://asmama.jp/
22.TABICA(たびか)
:旅行者と田舎の観光を繋ぐ
「地域の暮らしを旅する」をコンセプトとし、田舎体験をしたい人と、地域のものを伝えたい人をマッチングします。
出典:https://tabica.jp/
23.ジモティー
:地元で探す無料掲示板
中古品を掲載して「地元」の欲しい人にあげることができます。逆に、欲しいものを地元で探すこともできます。モノの他に、求人やスクールなどの情報も掲載可能です。
出典:http://jmty.jp/
まとめ
モノが溢れる今の時代。たくさんのモノを所有するよりも、必要なものを必要なだけ使えるシンプルな暮らしがいい、という考えに移行し始めています。無駄になってしまっている場所やモノを共有できるこの経済の形は、現在の流れに合っており、今後も拡大していくことが想像できますね。また、誰かとモノを共有する楽しさも感じられます。共感できる仲間に出会える機会にもなるかもしれません。今後も注目してきたいサービスです。