アメリカへ行ったMIYUKIブログ〜新型コロナウイルス感染拡大によるアメリカでの自宅待機について〜
皆さんこんにちは。小野です!
今回は新型コロナウイルス感染拡大によるアメリカでの自宅待機に関してのニュースをお届けします。
アメリカでの自宅待機について
皆さんニュースなどでご存知かと思いますが、アメリカでは現状も自宅待機がほぼ強制化されています。そして、全学校と非必須事業の閉鎖を4月29日まで継続することが新たに発表されました。
この発表によって、私は3月中旬から無職になってしまい、通っていたクラスなども全て閉じられ自宅待機をしています。正社員も含め自宅で仕事ができない人は一時的な解雇状態になっているため、失業手当に頼るしかありません。
基本的にどのお店も20時までには閉店、飲食店はピックアップかデリバリーのみで、飲食店の席は座れません。あるスーパーは早朝に1時間、60歳以上の高齢者のみの入店制限を設けています。そして、公園は全て使用禁止。学校の先生は自宅待機中の子供へ向けて、挨拶や応援の意味も込めて、街中をクラクションを鳴らしながら駆け巡る光景も目にします。
コネチカット州
ロックダウンではないものの、州政府から自宅待機は指示されているので、街中はとても静かですし、完全に閉店しているお店も沢山見受けられますが、それでもまだ飲食店やホームセンターなどは開いている状況です。夜に旦那がちょっとした用で自宅を車で離れたところ、帰宅道で警察に止められ、何をしているのか尋問されたそうです。罰金はなかったものの、「緊急を除き家を離れてはいけない」と忠告を受けたようです。
また、300人のホームレスをシェルターとしてホテルなどへ移動させる方針で、私の住むエリアでは3月31日時点で48人、州全体で60%のホームレスが移動しているそうです。
ニューヨーク州
既にロックダウンが行われており、「3月30日以降に外出禁止令を破って屋外で不要不急の行動をしたり、1.8mの距離を守らない人には、その場で250-500ドルの罰金チケットを切る」と発表しました。そして、4月6日には罰金の上限が500ドルから1000ドル(日本円約11万円)に引き上げられました。これは、「感染することで誰かに移し、医療システムにも負荷がかかる。誰にも他人の命をリスクにさらす権利はない。何派であっても何の宗教を持っていても関係ない。」と例外はない旨を語られたようです。
ニューヨーク州からの移動について
ロードアイランド州(コネチカット州の右に位置する米国で最も面積の小さい州で面積3000㎢、人口105万人程度、ニューヨークから車で3時間程度)では、ニューヨーク市民狩りが始まっているようです。警察と州兵が家を一軒一軒捜索して、ニューヨークナンバーの車が止まっているのを見つけると住民に14日間の自主的な隔離を命じるというものだそうです。
ロードアイランド州の知事は、ニューヨークで爆発的に感染が拡大している新型コロナウイルスが同州へ持ち込まれないように自衛していると説明しています。
そして、家だけでなく、ニューヨークに通じる高速や空港、駅、高速バスの停留所などに州兵が配備され、隔離は近隣の住民によって監視されているようで、ニューヨークから到着した人には、2週間の自主的隔離を求めており、違反すると500ドルの罰金もしくは90日間の留置の罰則が課せられます。
フロリダ州は、別荘や退職後の住居地など、高齢層が多いことから新型コロナウイルス感染拡大への対策・予防への迅速な動きが見られます。そして、ニューヨークから離れているとはいえ、航空便で到着する人には同じように2週間の自主的隔離を求められているようです。
ニューヨークで増え続ける病体・死者への対策
少し不謹慎ですが、現在のアメリカでの新型コロナウイルス感染症によって亡くなられた方の対策状況をお伝えしたいと思います。ニューヨーク市当局は死者数急増を背景に、対応を追われている火葬場は週7日24時間の営業が認められました。こうなる前から既に1日16時間営業をしている火葬場の2倍、時には3倍以上の死体を火葬しているのにも関わらず、1週間以上の予約が埋まっている業者もあるそうです。
ニューヨークでは一時的に新型コロナウイルスで亡くなった遺体を公園に埋める事を考えていると4月6日に市議会の保険委員長がTwitterで発言したことにより拡散されましたが、その翌日、その事態にはほど遠いと市長から否定がありました。不測の事態に備えた市当局の体制をツイートしただけとのことで、実際は遺体安置所が不足していることから、既に約130台の冷凍トラックを追加購入したそうです。
ニューヨーク内で人気なスポットの一つであるセントラルパークが、サマリタンズ・パース(ハイチの地震やフィリピンのサイクロン発生時、イラクのモスル奪還時など、世界中で病院を開設し医療活動を行ってきたこと)によって、テントによる感染者用の臨時病院が開設されました。
さいごに
日本はアメリカのように罰金制度などはないと思いますが、そのくらいの気持ちで日本の皆さんにも行動して欲しいなと思っています。自宅待機はなかなか難しいこともありますが、新型コロナウイルスがどれだけ恐ろしいものか、今一度考えてみてください。
次回もアメリカのニュースをお届けします!
▼前回の記事はこちら
アメリカでのコロナウイルス感染状況について
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