”上場企業” ”大手企業”ではなく、”一緒に働く人” ”やりがい”でWizを選んだデザイナー。IoT全盛期に向けて次に挑戦することとは。
「“売る” と“創る”で新しい価値を創造する」を企業理念に抱える株式会社Wiz。今回は、自社のブランディング・メディア・営業支援システム開発などWizのクリエイティブ全てを担う、クリエイティブ事業部を統括する山本部長にインタビューを行いました。
数々の会社でデザイナー経験を積んだ後、プライベートの時間も手に入れたいと大手上場企業に転職。が、わずか半年でベンチャー企業のWizへ
-山本部長はWizに入社する前に様々な会社で経験されていると伺っていますが、これまでの経歴を簡単に教えていただけますか?
デザイン系の専門学校を卒業後、動画の仕事をさせてもらえると言われ、テレビ局でニュース番組のテロップなどを作成していました。その後、グラフィック系の仕事をやりたいと思い、知人が働いている化粧品会社に入り、商品パンフレットや店頭のPOPなどを作成していましたね。さらにその後、パッケージを扱うデザイン会社で文房具やストッキングなどのパッケージデザインを作っていました。その頃ですかね、WEBデザインをちょこちょこやり始めたのは。当時、WEBデザインを専門でやっているところとはあまりなく、受注があっても社内でWEB知識のある人がいなかった時代です。それこそ本とか買ってきて勉強しましたよ。
-WEBデザインは、独学で勉強されていたのですか?
そうです。今考えたらありえないですけどね(笑)自分で学ぶしか方法がなかったので、調べながら車メーカーのWEBサイトや動画も作りましたよ。その後は広告代理店の仕事を請け負う制作会社で様々な業種の広告の企画・キービジュアルを作っていました。最初のテレビ局からそれぞれの会社で5~6年ずつ働いていたかな。
-グラフィックからWEBや動画まで、様々な経験をされているんですね。当時、印象に残っているエピソードなどはありますか?
パッケージデザインの会社に入社したばかりの頃、直属の上司が体調不良で倒れて、上司不在のままお客様と打ち合わせすることになったときがあって。先方の商品開発担当や、マーケティング担当の方たちと話をするのに、当時入社したばかりの自分に「とりあえず、お客様のところに行って来て!」って言われたんですよ(笑)当然、新人の話を聞いてもらえるわけもなく、そのときに理論武装の必要性を感じました。例えば、色の効果や他社商品の戦略、市場のリサーチなど、一般的な知識は最低限ストックしておこうと思いました。周りに教えてもらえないことは自分で知識や情報を集めてね。
-入社したてで一人でお客様のところに…大変でしたね。ですが、その経験があってデザイナーとして必要なことを知れたわけですね。その後入社したのがWizでしょうか?
いいえ、もう1社経験しています。それまでは、デザイン会社や制作会社などで多忙な生活を送っていました。帰れない日もありましたね。そんなとき、結婚や将来のことを考えるようになり、プライベートな時間が持てる環境がほしいと思いました。それに、自社ブランディングをやりたかったので、一般企業への転職を考え、前職の会社に入社しました。その会社で山崎社長に出会ったんです。その後、2012年に山崎社長が独立してWizを設立、僕は前職に入社した半年後にWizへ誘われ、入社したんです。
-半年でWizへ転職されたんですね。前職では山本部長が望んでいた働く環境もあったと思いますが、なぜ、設立したばかりのWizに入社したのでしょうか?
前職の会社は営業会社だったので、制作に対してあまり重要視されていない風土だったんですよ。営業会社ではよくありがちなんですけどね。でも当時の山崎社長は違っていて、「クリエイティブやデザインは重要だ。」という認識を持っていたし、クリエイティブに対する理解があった。そんな人のところで働きたかったんです。
-Wizの企業理念にも“売る” と“創る”を掲げていますもんね。
ベンチャーだからこそ最初は色々作らなければいけないじゃないですか。それが面白そうだなって。0から創り出すのはやりがいがあるなと。
-Wizでは、プライベートな時間を確保できていますか?
そうですね。結婚をして、子供が2人います。まだ小さいので帰宅する頃にはもう寝ていますが(笑)でも、休みの日は子どもと遊んだりしますし、朝は毎日僕が朝食を作って、洗濯をして、出勤前には子供を保育園に預けています。
-部長という忙しい立場でありながら、プライベートではしっかりパパとして活躍されているんですね。Wizに入社した後、どのような変化がありましたか?
2013年11月に課長代理の役職で入社して、当時はクリエイティブが7人くらいだったかな。当時はコールセンターで収益を上げるのがメインだったので、クリエイティブで収益を上げるというよりは、自社のブランディングに力を入れている状況でしたね。最初は社長の作りたいモノを形にすることがメインでした。そこから受託業務でいかに利益を出すか、クリエイティブで収益を上げるかという方向にシフトしてきました。
モノを創るだけでないWizのクリエイティブ。責任者として、今まで創ってきたメディアの収益化を目指すフェーズに突入。
-入社当時のWizの印象はどうでしたか?
「狭い!」って思いました(笑)コールセンターの1ブース席を使用していたので作業スペースがほぼなくて。
-なるほど(笑)そんな環境も、今では恵比寿にクリエイティブ事業部でオフィスを構えるほどに成長しましたよね。
やっぱりクリエイティブの採用となると、立地も重要なんですよね。「どこ」で働くかを条件にしている人も多いんです。それに、普段やり取りをするシステム関係の会社は渋谷や六本木に多いので、恵比寿からだと行きやすいし、立地的にも助かっています。
-山本部長の現在の業務内容を教えてください。
今、クリエイティブ事業部は恵比寿で30名弱、福岡に10名弱の組織です。業務内容としては主に、「メディアの立ち上げ・運用」、「自社サービス(Drive)、コーポレートサイト、採用サイトのデザイン・運用」です。あとは営業支援としてマーケティング分野も携わっていますね。クリエイティブの中にはマーケター、ディレクター、デザイナー、エンジニア、ライターが所属しています。
-クリエイティブとして、今後力を入れていきたいことは何ですか?
メディアの収益化、ブランディング、営業支援ツールの充実による営業部収益の最大化、リストのマネタイズ化。この4つですね。これからは、今まで作ってきたメディアの収益化を考えていくフェーズに突入しています。中でも開店情報に特化したサイト「開店ポータル」、IoTクラウドサービスの情報を集約したサイト「クラウドタウン」に力を入れていきます。開店ポータルは2018年4月2日にサイトがリニューアルオープンし、2018年4月18日には、クラウドタウンのサイトがオープンしました。クラウドタウンではWizの扱う商材を全て見ることができ、お客様からお問い合わせをいただける座組みが出来ています。社長も言っていますが、「IoTならWiz」というポジションを作っていきたいですね。
-クリエイティブというと「創る」ことで完了するイメージがありますが、Wizのクリエイティブはメディアの責任者として、サイトの流入数など数字にも責任を持っていますよね。
普通のデザイン会社なら受託案件が多いので作って納品して終わりが多いですね。でもWizのように自社商品がある会社は、デザイナーもエンジニアもサービスの担当であればKPIを置いて、数字的なことも考えなければいけないんです。営業部隊ではないので数字を上げることはできないですが、役割を細分化した際に「入口の問い合わせを増やす担当」など数字を追いかける場合もあります。Wizのディレクターは、各メディアの責任者という立ち位置でやっているんです。
-なるほど。マネタイズの部分も入ってくるんですね。
去年もマネタイズに挑戦しましたけど、SEOやサイトの流入だけではなかなか難しいです。でも、今年は専門知識のある顧問の方や社内体制を整えて、何とか収益性を見出したいですね。
今やモノがインターネットと繋がるIoT時代。IoTのモノが売れる仕組みづくりを目指す。
-クリエイティブ事業部の責任者として、今後Wizをどう成長させていきたいですか?
社長も言っていますが、テレマ以外でモノを世の中に普及させていく手法を構築していきたいですね。WEBチャネル完結で、IoTのモノが売れる仕組みづくりができればと思っています。クラウドタウンもそのためにやっている第一歩なので、実現させたいです。
-最後に、どんな人と一緒に働きたいですか?
自分のやりたいことを持っている人ですね。「こういうデザインを作りたい」とか、「こういうサービスを作りたい」など何でも良いので明確な目標を持ってる人。そして、その目標に向かって努力できる人。デザインだけでいうと変わった人かな。ただ真面目なだけだとつまらないので(笑)目線のつけどころが面白い人とかは良いですよね。
-山本部長、ありがとうございました。
Wizでは、山本部長のように様々な経歴を持つ方が多くいます。前職が大手企業や上場企業、部下を何十人も束ねていたり…。山本部長も企業規模や待遇ではなく、仕事のやりがいや一緒に働く人を重要視し、Wizに入社した一人です。Wizは2018年4月18日で創業年目に突入し、社員総数も12名から1,000名を超えるまでに急成長しました。 Wizは、012とも書き表します。創業時より、12ヶ年構想を描いており、折り返しのWiz2.0が始まります。 今まで1.0で蒔いてきた種を育て、花を咲かせ、実と成すために仲間を募集しています。Wizは「何をするか」ではなく、「誰と働くか」を重要視しています。「仲間と一緒に成長」できる環境がここにはあります。今の仕事に不満ではないけど物足りないという方、もっと責任ある仕事をしたいという方、新しいことに挑戦したいという方、私たちと共にWizを創り上げていきませんか。
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