【テレワーク事例紹介】第二回 人事採用部
Wizでは、新型コロナウイルス感染症の拡大と緊急事態宣言の発令を機に、テレワークを本格的に導入し在宅勤務体制を整えてきました。
そこで、Wizmブログでは、秘書受託事業・人事・営業・総務と部署ごとに4回にわたって、Wizのテレワーク事例をお届けしていきたいと思います。
第二回目の【テレワーク事例紹介】では人事採用部をご紹介。オンライン採用になってからの変化や、これからの採用活動など、拠点責任者・岩佐さんに詳しくうかがいました。ぜひ、参考にしてみてください。
Q1.コロナ禍での採用活動
在宅の求人を中心に応募が増加
岩佐:新型コロナウイルス感染拡大の影響で採用を停止する企業もあれば、逆にオンラインで積極的に採用を実施する企業もありましたが、どちらかといえばWizは後者です。面接や説明会にはオンラインツールを使っており、また10月にはオンライン内定式も行いました。
採用活動を停止する企業が増えたことで、結果的にWizでは買い手市場へと変わり、特に在宅やリモートの求人の応募数が伸びましたね。面接や面談の中で在宅を希望する理由を伺うと、「新型コロナウイルスの影響で在宅で働ける職場を求めた」という方が多くいらっしゃいました。
元々働き方改革としてテレワークが注目されてきたところ、コロナウイルスでその流れが加速してきた感覚ではあります。在宅の仕事は場所を問わず応募できるので、支社が無いエリアからの応募数もかなり増えたと感じます。
Q2.コロナ前との変化
オンラインでのイベントが活発に
岩佐:新型コロナウイルスが話題になってからは、採用の企画チームが面接前のカジュアルなオンラインイベントを打ち出してくれていて、いきなり面談をするのではなく、カジュアルに人事と交流できるイベント・企画がだいぶ増えました。逆に言えば、ZoomやGoogle Meetのようなオンラインツールが使われるようになったことで、いつでも人事とお話しできる親近感といったものを提供できるようになったと思います。
Q3.オンライン面接の反応
不安な声がある一方、「リラックスできる」との声も
岩佐:やはり最初は「オンライン慣れしていないので来社したい」という声もありましたし、接続に時間がかかることもありました。また、「最後に何か質問がありますか?」と聞いた際に、「自分を出し切れたかが不安」という声も一定数ありましたね。自己PRも含めて最大限表現できたかを不安視する方が大変多かったように思います。
一方で、オンライン面接を続けるうちに、「自分の空間で面接を受けられるので、リラックスできる」という声もいただきました。移動の時間や交通費がかからないので、当日のキャンセル率や放棄率が減り、選考の参加率が上がったと感じます。
来社より参加しやすいツールを活用することで、潜在層にアプローチできるチャンスが広がり、優秀でスキルの高い人とお会いする機会に繋がってきています。
Q4.オンライン採用における人事の課題
リアルとオンライン上でのギャップをなくす
岩佐:できるだけオンラインとリアルでのギャップをなくすことは課題であり、常に意識しています。会社の雰囲気もそうですが、対面と違って目線を合わせ辛いので、こちらの熱量や人柄などが伝わり難い部分はあると思います。
そういった点は、面接前にアイスブレイクを多めに挟んだり、オンライン上でフロアの様子を見せたりすることでカバーするようにしています。その反面、オンラインツールを使うことで色々な人と話す機会が増えたので、地方から応募された方に対し、本社である東京の先輩社員と話せる環境は作りやすくなりました。
Q5.オンライン採用のメリット
人事としての可能性が広がり、採用活動が効率化
岩佐:支社単位ではなく全国の人事メンバーで日本中の求職者を対応できるようになり、人事としての可能性が広がりました。説明会も、今までは支社ごとに1回数十人規模で開催していたのですが、現在はオンラインで全国一斉に100名規模で開催できています。とはいえ、求職者が希望する勤務地については各支社の人事が一番詳しいので、面接の段階から各支社の人事が担当しています。
また、一人当たりの面接時間も短くなり、採用活動の効率化が図れていますね。
これまでは、求職者に来社していただいてからエントリーシートの記入や筆記テスト行っていたため、物理的な拘束時間が発生し、なかなか回転率を上げられませんでした。
今はテストやエントリーシートをWEB化しているので、面接当日までにESを書いてもらったり、当日自宅でテストを受けてもらうことができ、以前よりスビーディに選考を進められていますね。
Q6.今後、企業の採用活動はどう変わる?
柔軟な働き方を提供できるかが重要
岩佐:生活スタイルや求める働き方が変わり、企業を選ぶ軸が多様化しているように感じています。コロナや働き方改革の影響もあり、これからは働く側が多様な働き方を求める時代になり、企業側もそういった変化に対応していかなければなりません。
この状況を柔軟に受け入れるか否かで、採用が上手くいく企業とそうでない企業とで、二極化していくのではないかと思っています。
私個人としては、リモートワークが浸透することによって都心と地方の求人格差が埋まり、雇用の均等化も進むといいなと思っています。
地方に住んでいる方が「キャリアアップしたい」「バリバリ働きたい」と考えたとき、働き口を求めて都会へ出なければならないという概念がまだあると思うのですが、テレワークという新しい働き方が早く定着し、地方にいながらでも全国各地の方々と切磋琢磨しながら働ける場所、考え方が普及していってほしいですね。
次回は営業のテレワーク事例をお届けします。ぜひ、ご覧ください!
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■【テレワーク事例紹介】第一回 nene事業部はこちら
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