コラム

スマホの次は…ウェアラブルの幕開け?

広報藁谷です。
 
このところ「ウェアラブル」に脚光が当たってきたようです。
ウェアラブルとは、眼鏡や腕時計型などの「身に付ける端末」のことで、
ポケットやかばんに入れて持ち歩くスマホに代わり、
常に身に着けて(wear)使用する機器だそうです。
 
片手に持って、片手で操作しなければならないスマホやタブレット端末とは違い、
常に身に着けていることで両手が解放され、自然な形で操作ができたり行動が記録できたりという特徴があります。
ウェアラブルは、海外だけでなく、日本でも発表されています。
 
例えば、眼鏡型のウェアラブル。
 
「インテリジェットグラス」
「CEATEC JAPAN 2013」でNTTドコモから、
メガネ型のウェアラブル端末「インテリジェントグラス」が紹介されました。
 
「インテリジェットグラス」には4つの種類があるようで、
その中で個人的に気になったのが、「見るだけインフォ」といって、
メガネのカメラが目の前の情報を認識し、サーバー経由で情報を取得してそれをメガネ上で表示するというもの。
こちらのデモでは「目の前の人物の顔を認識して提示する」「外国語を認識して翻訳結果を映し出す」という2つの機能の紹介されました。
 
顔認識機能は、電話帳データに顔写真を登録してクラウド上に保存しておくことで、
インテリジェントグラスが目の前の顔を認識してクラウド上のデータと照合。
電話帳に登録された名前などの情報を目の前に表示する、といった使い方ができます。


 
これなら、例えば街中で偶然会って顔は見覚えはあるけれど「名前が出てこない…」ときも安心ですね!
ただ、あらかじめ登録が必要ですが…。
 
翻訳機能は、海外のレストランなどで、インテリジェントグラスを通してメニューを閲覧。
すると、自動的に文字を認識してサーバー上の翻訳エンジンが起動し、その結果をメニュー上に重ねて表示することが可能だという。
 
「Google Glass」

グーグルグラスというのは、グーグルが開発を進めているメガネ型の情報機器。
実際に目で見ている風景にコンピュータ情報を重ね合わせる「拡張現実(AR)」と呼ばれる技術を活用して、
ウェブ検索やカメラ撮影、通話やチャットといったスマホでできる機能を、完全ハンズフリーで操作できます。
Google Glass
 
 
日本でも、眼鏡型ウェアラブルのコンピュータ端末を使い、ある物流会社の事務所で実証実験が行われました。
荷物にはあらかじめ、商品名や運び先などを登録したQRコードが貼り付けられていて、
メガネに取り付けられたカメラで自動的に読み取ります。この実験で作業を体験した人は、
「両手が自由なので動きやすく、よけいな作業がなく便利だと思います」と話されていました。
 
こうしたメガネ型端末の検証は、荷物の仕分け現場だけでなく、観光案内、災害時の聴覚障害者の避難支援など、
さまざまな場面で始まっており、さらに、実用化に向けた動きが加速しているようです。
 
 
次は、腕時計型ウェアラブルデバイス。
「Samsung GALAXY Gear」

「Samsung GALAXY Gear」は、サムスンが展開している「Galaxy」シリーズのスマートフォンやタブレットと
連携可能なプレミアムアクセサリーという位置付けだそうです。
腕時計のような見た目をしていてそのまま時計としても使えますが、
Galaxyシリーズと接続することで着信やSMS・メールの受信などを通知することが可能。スピーカーが内蔵されているので、
使用時にはハンズフリーでの音声操作ができます。

Samsung GALAXY Gear
このような、「身に着ける端末」が浸透したら、
暮らしが豊かになることはもちろん、今まで見えなかった世界が広がり、
私たちの暮らしを大きく変えることになるのではないでしょうか。
お年寄りや、目・耳・手が不自由な方にとっても気軽に使えて、
生活もしやすくなり、より豊かになりますね。

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