コラム

Facebookはもう古い?加速するFacebook離れ

アメリカの10代の若者の間でFacebook離れが進んでいるようです。
米シンクタンク“Pew Research Center”の調べによると、
10代の若者の最大の悩みは「友達が増えすぎて、自分の情報が親に漏れるのが心配」とのこと。
他にも「オジサン・オバサン(つまり大人)ばっかり増えてクールじゃなくなった」
「夕食に何を食べたとかどうでもいい投稿が多すぎる」とし、
フェイスブックのアカウントは残したまま、ツイッターやインスタグラム、タンブラーに移る若者が続出している。
ソーシャルメディアを利用している10代の94%がフェイスブックに登録しているが、
“Facebook疲れ”の症状があらわれているようです。

●グループディスカッションで明らかになった、フェイスブック離れの原因。

○ツイッターやインスタグラムは母がやってないから(19歳女性)
○みんな「いいね!」が欲しいばっかりにドラマティックになりすぎ(14歳女性)
○どうでもいい写真やどうでもいい投稿が多過ぎる。カップル同士タグ付けし合ってウザい(19歳男性)
○友達用のアカウントと家族用のアカウンのト2つ持ってるから疲れた(15歳女性)
○インスタグラムには写真を、ツイッターには今の気持ちを、フェイスブックにはその両方をって感じで使い分けてる(16歳女性)
○自分を特別に見せたり、偽りの自分を演じなくて済むからタンブラーが好き。
   特にしゃべりたくもない人と友達になるのはもうイヤ(15歳女性)
 

●気になったので日本のユーザー増減を調べてみました。

「1年間の年齢別Facebookユーザー比較」を見てみると、
2012年5月〜2013年6月の10代(13〜19歳)のFacebookユーザー数は、
どの年齢も増加傾向にあり、前年比もプラスになっています。
 

 
日本では特に減少はしていないようです。
アメリカに比べて利用者の総数が少ない分目立たないのかもしれません。
 

●では、日本の10代は、一体なんのSNSを使っているのか?

利用している順に、SNSはLINEが67.2%、Twitterが23.2%、Facebookは13.9%と並んでいます。
また、「SNSアプリについての調査」でも、もっともよく利用しているSNSはLINEが65%と回答。
さらに、Twitterが29%、Facebookが5%と続いています。
 

 
国民性も違うので一概には、言えませんが、数年後には日本でも同じ現象が顕著になるかもしれません。
みなさんは、自分が10代だったとしたら、どう考えますか?

記事一覧に戻る