「アグリゲーションサイト」とは?メディア初心者が知っておきたいビジネスモデル
こんにちは広報PRです。
最近「アグリゲーションサイト」や「キュレーションサイト」などまとめサイトが多くなったなと思いませんか?
そこで今回はアグリゲーションサイトとは何なのか、どんな役割を果たすのか、調べてみました。
【目次】
・アグリゲーションの意味
・アグリゲーションサービスとは
・アグリゲーションサービスの例
・アグリゲーションの役割
・アグリゲーションの仕組み
・アグリゲーションメディアとキュレーションメディア
・さいごに
アグリゲーションの意味
アグリゲーションとは集約する、集合体、集合させるといった意味を持つ言葉です。
「情報をアグリゲートする」などと使ったりもします。
(IT用語辞典e-Wordより:http://e-words.jp/)
アグリゲーションサービスとは
複数の企業が提供するサービスを集約し、1つのサービスとして提供してくものを指します。
近年WEB上にある複数の情報を1つのサイトに集約するアグリゲーションサイトと呼ばれるサービスが増えています。
例えば、アグリゲーションサイトで有名なのが求人サイトのIndeed。
様々な求人サイトから求人情報を集積して掲載しています。
アグリゲーションサービスの例
アグリゲーションを利用したサービスだと良く知られているのが金融系です。
“アカウントアグリゲーション”と呼ばれています。
オンラインバンク(銀行)やインターネット証券の口座を一元管理するサイトです。
口座管理や、家計簿、資産、目標の管理ができるほか、カードやポイントも、みんなまとめて管理ができるサイトもあるようです。お金の管理の煩わしさから解消され、気軽に貯蓄、支出の管理をしたい方にオススメです。
マネールック(https://www.moneylook.jp/)やマネーフォワード(https://moneyforward.com/)などのサービスが有名です。
アグリゲーションの役割
では、アグリゲーションは何を目的としているのでしょうか。
1つは読者のライフスタイルや見たいものに寄り添った情報提供ができるということが上げられます。
ブログやコンテンツは多くのユーザーと多くのライターから成り立っており、その分情報量も多大なものになります。
載っているサイトも多いため、一つひとつをかいつまむよりも「要するに」という答えが求められるようになってきたのが今のネット社会。
様々な情報のなかで、読者が読みやすいように分類されたカテゴリーに分けて発信する、「収集と整理」を行っているのがアグリゲーションサイトです。
YahooやGoogleのニュースも情報を日々収集して影響しているという意味でアグリゲーションサイトです。
IT系のニュースを集めたもの、美容系の情報を集めたサイトなど読者のライフスタイルに合わせたサイトが出現してきています。
アグリゲーションの仕組み
アグリゲーションとは、ただのまとめサイト?しかし、その「まとめ」は検索エンジン最適化施策などGoogleの持つ様々な検証要素に則っておりサイトパワーが強くなっているのです。
ではアグリゲーションサイトはいかにしてサイトパワーをつけているのでしょうか。
アグリゲーションサイトは、他社のサイトを巡回して、情報を集めてきます。
ユーザーが検索したい情報(需要のある情報)を網羅して表示させることでGoogleが評価し、SEOで上位に上がってきます。検索上位に表示するということは=(イコール)安定的にトラフィックを獲得できるということなので広告を出してもらいやすくなります。
アグリゲーションサイトのマネタイズモデルとしてはこうした「広告収益」が上げられているのです。
アグリゲーションメディアとキュレーションメディア
アグリゲーションメディアと同じような意味合いで知られるのがキュレーションサイト。
両方とも情報を「収集→整理→発信」という点において同じように見えますが、違いは何なのでしょうか。
まず、アグリゲーションメディアの最大の武器はサイトを網羅している点です。
アグリゲーターは、様々なサイトを巡回し、話題性があるものを収集してくるため情報のボリュームが多いと言えます。
一方のキュレーションメディア。女性に人気のものと言えばMerryやLocariなどを思い浮かべる方が多いでしょう。
スマホのアプリも人気です。キュレーションメディアはアグリゲートしたものをさらに意味を持たせて表示させているサイトやアプリの事を言います。
情報量ではなく、珍しさやオピニオン性などの新鮮な視点が魅力となります。
さいごに
はじめに紹介したアグリゲーションサイトの代名詞である求人サイトIndeedは月間2億PVと言われています。
アグリゲーションサイトのパワーを見込んで、今やクローリングされることを目的にしてページを作り込んでいるサイトもあるほど!
情報過多だからこそ「要するに」が求められる時代。
一方でライフスタイルは多様化しており、読者が欲する情報コンテンツのカテゴリーは増え、アグリゲーションサイトの可能性は広がっていくと言えるでしょう。
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